BLOG 206: 玄米に関する新たな警告

BLOG 206: 玄米に関する新たな警告 820 312 オーガスト

先週は、僕が高く評価しているスーパーフードの一つ「アボカド」の健康効果についてご紹介できたことを嬉しく思います。
しかし今週は残念ながら、米の摂取、とりわけ「玄米」の摂取に関する重要な注意喚起をお伝えしなければなりません。
より具体的に言うと、「子供における玄米の摂取がもたらすリスク」についての警告です。

僕のことをご存知の方であれば、僕が玄米に対して否定的な見解を持っていることを、すでにお聞きになったことがあるかもしれません。
玄米は「健康によい食品」として言われることが非常に多いのですが、実際のところ、これは事実とは大きくかけ離れています。

まず第一に、玄米と白米の栄養価の違いはごくわずかです。
というのも、米粒のうち「ぬか層」が占める割合はおよそ10%程度にすぎず、残りの90%は白米と全く同じだからです。
確かに、ぬか層には有益な栄養素が含まれています。
しかし、茶碗一杯(約150g)の玄米から得られる栄養素の量は、例えば、海塩とオリーブオイルをかけた緑の葉野菜サラダをたっぷり一皿食べた場合に得られる栄養と比べると、明らかに劣ります。

さらに残念なことに、その同じ玄米一杯には、身体にとって望ましくない糖質も多く含まれています。
白米と同様に、玄米も「グリセミック負荷(glycemic load)」が高いのです。
▶︎参照リンク

そして、最近、科学誌『Risk Analysis』に掲載された研究によると、「子供における玄米の摂取は、食品由来の無機ヒ素への曝露をより大きく増加させることが確認された」と報告されています。
▶︎参照リンク

これまでも、米の摂取全般における無機ヒ素の危険性については複数の警告が出されていましたが、今回の新たな研究では、白米に比べて玄米の方が、より高いヒ素曝露のリスクをもたらすことが明確に示されています。

これは、ある意味当然の結果とも言えます。
というのも、環境汚染物質は一般的に、植物の「外皮」に最も多く蓄積される傾向があるからです。

ヒ素による汚染は、ほとんどすべての穀物において一定程度見られます。
しかし、他の穀物と比較すると、米のヒ素汚染量は群を抜いて高いことがわかっています。
なぜ米に特に多くヒ素が蓄積されるのか。
その正確なメカニズムは、いまだに解明されていません。

ただし、すべての米が同じレベルで汚染されているわけではないということは分かっています。
ヒ素の濃度が最も高いと言われているのは、「湿田(たんぼ)」で栽培された米です。

近年、日本における米の価格をめぐる混乱や議論が続いていますが、この機会に、健康への潜在的なリスクをはらむ食品である米の摂取量を見直してみるのも、ひとつの前向きな選択ではないでしょうか。

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