BLOG011: 必須栄養素 ミネラル

BLOG011: 必須栄養素 ミネラル 820 312 オーガスト

皆さん、ミネラルは十分に摂れていますか?

今回お話するのは、僕たちの健康に欠かせない必須栄養素の一つ、ミネラルです。
僕たちの体に必須とされているミネラルは15種類あり、そのうちの5種類は人間の体内に豊富に存在します。

その5種類とは、
カルシウム(Ca)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、リン(P)です。

残りの10種類は微量ミネラルと呼ばれ、体内にわずかですが存在します。
鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、硫黄(S)、マンガン(Mn)、塩素(Cl)、コバルト(Co)、銅(Cu)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)です。

アメリカと日本では、クロム(Cr)も必須ミネラルに定められているのですが、世界的にはまだ認められていません。

肥沃な土壌でミネラルは生成されます。
まさにミネラルは大地の恵み。
土の健康は食物の健康と言っても過言ではないように、肥沃な土壌で育った農作物にはミネラルなどの栄養がたっぷり含まれています。
肉や卵などの動物食品にもミネラルは含まれていますが、葉野菜に比べるとその量はごくわずか。

そう、葉野菜にこそ、種類豊富なミネラルがたくさん含まれているのです。

だからこそ、僕は皆さんに生の葉野菜をオススメするのです。
生の葉野菜を毎食たっぷり食べてほしい。間食のときも同じです。

ミネラルの体内での吸収率(バイオアベイラビリティ)をあげるのに欠かせないのが、「油」です。
生のサラダを食べるときは、オリーブオイル、ごま油、アボカドオイルなどの良質な油をたっぷりかけるようにしましょう。
油と一緒に食べることで、油なしの場合に比べて、ミネラルの吸収率が2倍3倍も高まります。

もう一つぜひサラダに加えてほしい材料が、良質な塩です。

僕がオススメするのは、汚染されていない海から採れた海塩。
サラダにお好きな量を振りかけて、必須ミネラルであるナトリウムをしっかり摂りましょう。

「塩の摂りすぎはよくないのではないか」と心配している方。
従来の医学的アドバイスとは裏腹に、実は、塩を摂らなすぎる方が危険であるという最新の研究結果がでています。
49カ国、55歳になる133,118人を対象にした大規模な実験が行われ、塩を一日3g以下摂取したグループ(高血圧の人も含む)で、心疾患のリスクが最も高まったというのです。
逆に、最も健康なグループ(高血圧の人も含む)は、一日3〜6gの塩を摂取していました。
▼参考リンク
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(16)30467-6/fulltext

なので、皆さんには一日5〜6gの塩を摂ることをオススメしたいです。

濃い緑の葉野菜を食べることで、豊富なマグネシウム、さらにはカルシウムも摂ることができます。
カルシウムを摂るなら牛乳!ではなくて、葉野菜がベスト。

実は、牛乳のカルシウムは、体内での吸収率が非常に悪いのです。
その証拠に、牛乳がよく飲まれている国々(北欧など)では骨粗しょう症の発症率が高いことが統計で明らかになっています。
これでは、牛乳が骨粗しょう症の予防につながるとは言い難いですよね。

牛乳よりもさらによくないのが、カルシウムのサプリメントです。
僕は、サプリメント自体オススメはしませんが、カルシウムのサプリメントは特に避けてほしい。

その理由を含め、カルシウムについては次回のブログにて詳しくお話していきます。