BLOG 016: 水と適切な水分補給の仕方

BLOG 016: 水と適切な水分補給の仕方 150 150 オーガスト

「毎日2リットルのお水を飲みましょう!」
十分な水分補給のためだと言われ続けてきたこの言葉。
疑うことなく信じてこられた方が多いのではないでしょうか。
果たして、毎日そんなにたくさん水を飲む必要があるのでしょうか。

この説を立証する論文を探してみたのですが、残念ながら、何一つ見つけることはできませんでした。
また、人類の歴史においても、習慣的に毎日2リットルの水を飲んでいたという記録はどこにもありません。

つまり、毎日2リットルの水を飲む必要があるという科学的証拠はどこにもないのです。

では、これまでどうして広まっていったのでしょうか。
実は、この説を唱え始めたのは、世界規模を誇る食品会社。
「毎日2リットルのお水を飲みましょう!」というキャッチフレーズを僕たちの頭に刷り込ませ、水を買わせる。彼らのマーケティング戦略でしかなかったのです。
当時始動したばかりのペットボトル飲料水市場にとって、このキャッチフレーズで売り込むことは、非常にタイムリーで好都合だったのでしょう。

彼らの戦略どおり、もしくはそれ以上に、ペットボトルの水が普及した現在。プラスチックの大量生産・破棄により、海の環境汚染や水産資源への影響が深刻化されてしまったのは、とても悲しい事実です。

考えてみれば、僕が若かった頃は、ペットボトルの水を持ち歩いている人は見かけませんでした。だからといって、脱水症状で病院に運ばれた人が多かったとは思えません。

とはいえ、水を摂ることは人間の健康にとって不可欠であることは事実です。
水は身体に必要な必須栄養素と言っても過言ではないでしょう。
なにしろ、人間の身体は60%が水でできているのですから。
人間の身体の水分量は、赤ちゃんは75%、高齢者は50%と、年齢によって差があります。

それでは、身体にある水分はどこに多く含まれているのでしょう。
実は、年齢にかかわらず、身体の水分のほとんど(3分の2)は、細胞内に含まれています。残りの3分の1は、細胞と細胞の間や血液内に存在します。

年齢とともにまず最初に減っていくのは、細胞内液です。
アメリカの皮膚科医ハワード・ミュラド氏が書いた本「The Water Secret」でも、「若者と高齢者の肌を比べたときの最もな違いは、細胞内の水分量である」と書かれています。

それなら、細胞の水分量と若さを保つために、毎日水をたくさん飲もう!
と思ってしまいますよね。
しかし、残念ながら、そんな簡単にはいきません。
なぜなら、水が細胞内に入り込むには突破しなければならない壁があるから。
それが、細胞膜です。
細胞一つ一つは、細胞膜に覆われています。
この細胞膜は、不要なものの侵入を防ぎ、必要なものを取り入れるフィルターのような役割をしています。

では、いったい水はなぜ、はじかれてしまいがちなのでしょうか。
それは細胞膜のほとんどが、油(不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸)でできているからなんです。油と水が交わることはありませんよね。
でも、安心してください。水分を効果的に細胞内に摂り入れる方法があります。それは、水分とマグネシウムと一緒に摂るということ。
そうすることで、細胞膜を突破することができるのです。

つまり、水分とマグネシウムの両方を同時に摂ることで、最も効果的に水分を細胞内に送ることができるのです。水分とマグネシウムの両方は、緑の濃い葉野菜に多く含まれています。
僕が提案している食事法では、生のサラダを毎食たっぷり食べることをオススメしています。そうすることで、自然と水分補給が十分にできるはずです。

ただし、激しい運動をするときや暑い夏の日には、より多くの水分補給が必要です。僕は運動するときはいつも、グリーンパウダー(ベジパワープラス)を水に混ぜて飲んでいます。まさに、飲むサラダ。激しいワークアウトをするときの必需品として持ち歩いています。

最後に、食事中の水分補給に関して、注意していただきたいことをお話しておきます。食事中に水やお茶、お酒など(あらゆる飲み物)を飲み過ぎるのはやめましょう。飲んだものにより消化液が薄まり、消化吸収の邪魔になってしまうからです。水分補給は、食事と食事の合間に済ませて、食事中の飲み物は最小限に抑えるのがベスト。消化不良に悩まれている方は、特に気をつけましょう。

来週は食物繊維についてお話していきます。
お楽しみに。