皆さんはカロリーを気にしていますか?
今回は、改めて、長年信じられてきたカロリー神話についてお話ししていきたいと思います。
私は40年以上にわたり、食生活、栄養学、アンチエイジングについて研究してきました。
その経験から一つ、はっきりと言えます。
カロリーを気にするのは、もうやめるべきです。
多くの方が、ダイエットをしたり健康的な食生活を心がけたりしているのに、痩せられない、目指す体型になれない、毎日の疲れから抜け出せないという悩みを抱えています。
その原因は、努力不足ではありません。
知識のどこかにズレがあるのです。
いくら頑張っても、間違った知識で努力すれば、いい結果は出ません。
正しい知識と、少しの努力を組み合わせれば、結果は必ずついてきます。
だからまず、いらない知識を手放すことから始めましょう。
それがカロリーです。
カロリーとは、そもそも何でしょうか。
誰が数えているのでしょうか。
そして、そのカロリーは誰が測っているのでしょう。
答えは、「人間」ではなく機械です。
栄養学では、およそ100年前から「カロリーメーター(熱量計)」という装置を使って、食品のカロリーを測定してきました。
仕組みはとてもシンプルです。
食品を装置の中で燃焼させ、そのときに発生する熱量を測定し、その値をカロリーとして算出します。
驚くことに、これほど科学技術が進歩した現在でも、この基本的な測定方法はほとんど変わっていません。
さらに興味深いのは、このカロリーメーターが、もともと栄養学のために開発された機械ではないということです。
その原型は、石炭などの燃料がどれだけ熱を生み出すかを測定するための装置でした。
その技術を応用し、栄養学でも利用されるようになったのです。
栄養学では、カロリーが存在するのは三大栄養素だけとされています。
タンパク質は1gあたり4カロリー、炭水化物も同じ4カロリー、脂質は9カロリー。
この数値は、火をつけたときに出る熱をベースに決められています。
しかし、ここで大きな矛盾があります。
タンパク質も炭水化物も、同じ4カロリーです。
しかし、人間が食べたときの結果はまったく違います。
タンパク質をいくら食べても太らないことは、ケトジェニックダイエットやパレオダイエットで広く知られるようになりました。
一方、炭水化物を食べすぎれば、誰でも太ります。
カロリーは同じでも、体への影響は別物なのです。
脂質にいたっては1gあたり9カロリー。
タンパク質や炭水化物の倍以上のカロリーです。
そのためカロリーを気にする人は、まず油を減らします。
しかし、油が少なすぎることは、アンチエイジングにとっても、健康にとっても、大きな間違いです。
この点については、また別の機会にお話しします。
さらに重要なポイントがこちらです。
カロリーは、一度も人間の体内で測られたことがないということ。
長年の研究の中で、体内でカロリーが測られた証明は一切ありません。
体外で食品を燃やして熱を測った数値を、そのまま人体に当てはめているのです。
ハーバード大学の最近の記事でも、同じタンパク質でも食品によって結果が違う《カロリーはすべて同質ではない》という指摘が出始めています。
私はこの考え方に同意します。
カロリーという考え方にとらわれている限り、食を正しく見ることはできません。
カロリーという先入観を手放したとき、初めて食品や食生活を、より正しく、よりクリアな視点で見ることができます。
今日からは、カロリーという数字にとらわれるのをやめて、新しい視点で「食」と「健康」を考えていきましょう。
参照:オーガストYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC4bZdm4QrwYb20W6S_hjYVA
参照:オーガストアカデミーアプリ 動画 week1「まだカロリーを気にしてますか?」
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