BLOG004:必須アミノ酸

BLOG004:必須アミノ酸 820 312 オーガスト

なぜ僕たちは食べるのか。
いや、なぜ食べないといけないのか。

この答えを追求して35年以上がたった今、僕が導き出した答えは「細胞の健康のために食べる」ということ。
つまり、僕たちが食べる理由の根幹にあるのは、毎日強くて健康な3000億もの細胞を作り、エネルギーに満ち溢れた体を手に入れるためということです。

想像してみてください。強くて健康な細胞によってできた体を。
どう感じるでしょうか?どんな見た目でしょう?

体の底から活力がみなぎり、実年齢よりはるかに若々しいはずです。
さらには、エネルギーに満ち溢れているので病気とは無縁です。(僕はかれこれ10年以上風邪をひいていません)

先週のブログでお話しましたが、強くて健康な細胞を作るためには「必須栄養素」を摂る必要がありましたね。

では、どんな食べ物に必須栄養素は含まれているのでしょうか。
今回は、前回のブログで紹介した必須栄養素の一番目に書いた「必須アミノ酸」について学んでいきましょう。


9種類ある必須アミノ酸ですが、これらはたんぱく質に含まれます。

特に9種類すべての必須アミノ酸をバランス良く含む、完全たんぱく質食品はおすすめです。

たんぱく質食品を選ぶときは、たんぱく質の含有量が多い食材を選ぶことがポイント。
そうすることで、毎食たくさんの量を食べなくても、少しの量(80〜100g)で必要な量のたんぱく質を摂ることができるからです。

例えば、
100gの鶏肉には約27gのたんぱく質が含まれています。
毎食に摂るべき理想的なたんぱく質の量は20〜25gなので、鶏肉であれば80〜90g食べるだけで必要な分のたんぱく質を摂ることができます。
十分に食べきれる量ですよね。

このように動物性たんぱく質は手軽に調理できますし、少ない量を摂ればいいので食べやすく、消化にもやさしい。
しかも、お財布にもやさしいのでオススメのたんぱく質食品です。

一方で、100gの玄米に含まれるたんぱく質は、たったの4g。
さらに、植物は単体では完全たんぱく質になりえないので、不足分を補うために、玄米(穀物)は豆類と一緒に食べる必要があります。

しかし、小豆などのほとんどの豆類100g当たりに含まれるたんぱく質の量は、わずか12g程度。玄米と小豆を半分ずつ合わせたとしても100g当たりで摂取できるたんぱく質の量は8gしかありません。
これでは、毎食摂取すべき理想的なたんぱく質の量20〜25gを達成するのに、250〜300gもの玄米と小豆を食べなければならないことになります。

つまりここで言いたいのは、
細胞の健康を保つ上では、植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質を選んだ方が最適であるということ。

もちろん、動物性たんぱく質であれば何でもいいわけではありません。
環境に配慮されて育てられた鶏や卵、肉を選ぶようにしましょう。

では、和食に欠かせない魚はどうでしょう。
実は、魚は肉に比べるとタンパク質の吸収率が低いのです。
魚でたんぱく質を摂りたい方は、倍以上の量になりますが200〜250gを目安に食べるようにしてくださいね。