人間のエネルギーは、一体どこから得られるのでしょうか。
もちろん、缶やプラスチックに入ったエナジードリンクからではありません。
もし仮に誰かが、人間のエネルギー源をボトル詰めすることに成功したなら、それは間違いなくノーベル賞に値するでしょう。
人間のエネルギーは、僕たちの細胞の中で作られています。
赤血球を除く、すべてのヒト細胞には、特殊な細胞小器官であるミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは、体内のエネルギー工場と呼ばれ、細胞によっては、ミトコンドリアの数が多かったり、少ないものもあります。
例えば、筋肉細胞には、皮膚細胞よりも多くのミトコンドリアが存在しています。
実際に、筋肉細胞には、1つの細胞あたり、数千のミトコンドリアが含まれていると言われています。
これは非常に理にかなっています。
なぜなら、筋肉細胞は皮膚細胞に比べ、より多くのエネルギーを必要とするためです。
したがって、エネルギー量を増やす方法の1つとして挙げられるのは、筋肉細胞の数を増やすことです。
そして、それを達成するためには、レジスタンストレーニングを正しく実践し、筋肉の成長をサポートするための適切な栄養（主にたんぱく質）を摂取することが最良の方法と言えます。
しかしながら、実際に、多くの人にとって問題なのは、ミトコンドリアの数ではありません。
むしろ問題は、ミトコンドリアが適切に機能していないことにあります。
ほとんどの人の場合、多くのミトコンドリアが荒廃してしまっていて、まったく機能しない状態にあったり、単にその働きをするために必要な栄養が不足している可能性が高いです。
そう、ミトコンドリアがエネルギーを生成するためには、なくてはならない「材料」があるのです・・・
それについては、来週、紐解いていきましょう！
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